秋の青森~秋田旅行2日目 寒風山へ行き、民宿・十三夜で一晩を過ごす

アラームが鳴ること10分以上経過

朝の6時前にiPhoneのアラームで起床、どうやら5時半にセットしたアラームが鳴りだしてから10分以上経ってようやく起きたらしい。
早起きは苦手な分、起き始めた今も寝ぼけている。
ひとまずは、早起きした目的の朝風呂もとい朝温泉に行こうと大浴場へ向かった。

露天風呂から見る景色は曇っていて、山には霧がかかっていた。
じきに雨が降るかもしれない。
けど、そんな景色を見る温泉もたまには良いかも知れない。
そうしているうちに眠気が覚め、大浴場を出た。

清風荘を発つ

宿泊部屋でいろいろ準備をして、朝食を食べに会場へ。

ごはんに味噌汁に野菜の和え物 朝食はやっぱり和食

朝に飲む味噌汁は最高。
具のなめこも美味く、野菜の和え物や鮭の切り身などのおかずも美味い。
寝ぼけている頭がさらにスッキリして、朝食を食べることはとても重要だと改めて実感しました。

そして外は雨、台風も近づいてきているから天気も良くない。
旅の先輩であるKさんと、今日の行き先はどこに帰るか相談して、まずは寒風山を目指すことに。
清風荘を発ち、寒風山へ向かうことにした。

清風荘の外観
さらば清風荘 すごく良い露天風呂でした
赤い紅葉を纏った木
清風荘の周りで赤い紅葉を纏った木を見つける
大舘を移動中に見つけた大舘樹海ドーム ナウシカのオームにも見える
大舘の高速道路
高速の無料区間を使い大舘を抜ける
アニアイザーのシャッター
無料区間を抜けたすぐ後に見つけた変わったシャッター アニアイザー?

空港なのに道の駅?

途中、変わった標識が現れた。
標識には「道の駅 大館能代空港」と書かれている。

大館能代空港の標識
パット見、空港の標識だけど上に「道の駅」と書かれている

空港なのに道の駅?
それとも空港の中に道の駅がある?
気になるので、寄ってみることに。

大館能代空港の標識その2
空港近くにも標識らしきものが ここにも「道の駅」と書かれている

空港近くの標識らしきものにも「道の駅」と書かれている。
とりあえず、中に入ってみる。

大館能代空港の2Fに続く階段とエスカレーター
2Fへ続く階段とエスカレーター 売店はあれど普通のお土産売り場だった
大館能代空港の便
飛行機の便が遅く、数も少ない

2Fはお土産売り場があった。
これが道の駅?いや待てよ、その理屈だと大半の空港が道の駅になる。
他にあるはず。
そして、それらしき場所が1Fにあった。

大館能代空港の道の駅
おそらく大館能代空港の道の駅? 特産品らしきカボチャやカフェがある

もしかすると、これが道の駅?
だとすると下に並んでいるカボチャやサツマイモは特産品なのだろうか?
謎は深まるばかり・・・。

特産品らしきカボチャ
特産品らしきカボチャ 黄色くて丸い

ただ、十分に暇つぶしができたので、空港を出ることにした。

大館能代空港の出口に並んでいる、木で出来た犬のオブジェ
出口に並んでいた木で出来た、犬のオブジェ 書かれているメッセージはオブジェごとに違う

寒風山は寒かった

延々と続く道路
道路が延々と真っすぐ伸びている

延々と続く長い道のり、曇っているので寒風山はまだ見えていない。
そして進むこと、やっと山頂の展望台に到着。
寒風山は小学生の時以来、実は小学三年まで男鹿半島に住んでいて遠足やピクニックで行っていた。
そんな時期が私にもありました。

寒風山展望台
寒風山展望台 天気がいい時にまた行きたい

山頂からの景色は、霧がかかっていて見えにくかった。
まずは、展望台のレストランで昼ご飯をとることにした。

寒風山展望台のレストランメニュー
秋田ならではのメニューが並んでいる

ハタハタ、しょっつる、比内鶏、メニューを見ると「これぞ、秋田」といった食べ物を扱った料理が並んでいる。
何を食べるか、悩んだ末「ハタハタ蒲焼き丼」を選んだ。
ハタハタを食べるのは、二十年ぶり。

ハタハタ蒲焼き丼
ハタハタ蒲焼き丼 730円

食べてみると、魚肉が口の中できれいに広がりあっさりとした味が口の中にひろがる。
子供のころ秋田に住んでいて、食卓に並んでいたハタハタの味を思い出し、懐かしさを感じた。
一緒に丼に入っている温泉卵もハタハタの味をマイルドに際立たせ、最高に美味い!

そして、霧が晴れ、景色が見えるように、
運がいい。
食事を済ませて、山頂からの景色を見ることにした。

寒風山からの景色 その1
向こうに見える海に養殖場らしき築港が、ハタハタを養殖しているんだろうか
寒風山からの景色 その2
山には少しだけ紅葉ぽい木も

晴れているときが最高だけど、曇りの寒空に見る景色も哀愁が漂い悪くない。
あと寒空だけに、とても風が寒い。
まさに「寒風山」だった。

寒風山の標識
「寒風山」で、寒空の風を受けながら山からの景色を楽しむ

秋の曇りに見る寒風山の景色もいいけど、次来るときは晴れているときに行きたい。
そう思いながら、寒風山を後にして、子供のころの思い出にもまた浸ろうと思いました。

寒風山展望台を下から見る
次来るときは晴れた日に行こう

日本一低い山、その名は大潟富士

寒風山からの帰路、大潟富士に寄り道。
日本一低い山だけに、確かに低い。
まるで、丘のようだ。

日本一低い山「大潟富士」
日本一低い山は、やっぱり低かった

よく見ると標高0メートル、てことは今いる所は海抜がマイナスなんだろうか?

大潟富士
標高0メートルをさりげなく強調している

大潟富士の近くに真っ赤な花が、たくさん咲いていた。
サルビアという花だ、赤色が薄暗い空に目立つ。

サルビア
真っ赤なサルビアが咲いていた

遠くの枯れ木が立ち並んでいる道に向かってサルビアの花が伸びている。
上下が赤と緑に分かれた装束を身に着けた人たちが行列をつくり、枯れ木の道を渡っているようにも見えた。

民宿・十三夜へ

柱に巻き付いたドラゴンの像
ドラゴンの姿がリアルで火を噴きそうな勢い

八峰町の民宿「十三夜」に行く為に、南へ移動する、
Kさんの話によると、八峰町の集落にある民宿とのこと、
民宿に泊まるのは初めてなので旅館とどこが違うのか楽しみになる。

途中、竜が巻き付いている変わった柱を発見、
今いる場所は、八竜町だそうだ。
どおりでドラゴンなわけだ、八竜ってことは、あと7か所に同じようなドラゴンがあるのか気になりました。

大きな風力発電の風車
スケールがあり大迫力の風車

民宿が近くなってきた頃、大きな風車の横を通り過ぎる。
遠くから見て、大きいと思ったが近くを通り過ぎるとこれまた迫力がある!
仮に、これをドン・キホーテが見たら巨人と思い込み挑みかかるんだろうか?
これは、童話に出てきた風車と違って、風力発電の風車だけど。

道路を走る
この道を行くと、十三夜まであと少し

そして、民宿「十三夜」に到着。
純和風で立派の作りをしていて、居心地が良さそうな雰囲気を感じた。

民宿「十三夜」の外観
民宿「十三夜」の外観

入り口のすぐ横に立札が置かれている。

民宿「十三夜」の玄関前にある立札
山にも見える形の立札が渋い

これはもしかして俳句?!試しに読んでみると、

とまるきで(五文字)
ひとりきませり(七文字)
じゅうさんや(五文字、俳句では小さい「ゅ」は前の字と合わせて一文字扱い)

やっぱり「五・七・五」、俳句だった。
左下に書かれている名前の人が泊まったときのお礼に書いたのだろうか?

木で作られた小屋
木造の小屋?なのだろうか 昔の雰囲気を醸し出している
民宿「十三夜」の看板
玄関に飾られている「民宿十三夜」も渋くて好きです

いざ中に入ると、女将さんに歓迎されました。
話好きな人で、すごく気前の良い人でした。
挨拶と雑談をして、お部屋を案内してもらいました。

囲炉裏端や薪ストーブといった普段の生活ではお目にかかることができない物があり、天井が高い、和風だけでなくレトロな空間がそこにあって部屋によっては襖など、どこか懐かしさを感じるものもあった。

女将さんに案内してもらった部屋の中で、今日撮影した写真の編集を終えて夕飯に、
Kさんから聞いた話で、「ここのご飯はすごく美味い。」ってことを聞いたので、すごく楽しみ。

美味しかった十三夜の晩御飯

どんな料理が出るんだろう?
とワクワクしながら、囲炉裏端を囲んだ食卓に座る。
独り暮らしにとって、座布団に座って食べる晩御飯は実家に帰ったとき以来!
果たして何がでる?

十三夜の晩御飯
お肉にお魚に野菜、そしてお米に味噌汁 とにかく美味しそう
ネギが添えられた豚の角煮
豚の角煮 一緒に添えられたているのは好物のネギ、なにより肉も好き
脂がのった美味しい煮魚
脂がのって美味しかった煮魚 大きめの魚だと思うけど何の魚かブログを書いて気になった
ボリューム満点の生姜焼き
ボリューム満点の生姜焼き お肉の上に乗った生姜も味があり、サラダとマヨネーズのかかり具合に女将さんの気遣いを感じました
色とりどりのお刺身
色とりどりのお刺身 葉っぱの形をしたワサビがアクセントに見える
味がたっぷりと染み込んだ煮物
味がたっぷりと染み込んだ煮物 筍を食べるのは久しぶり
ニシンの切込
ニシンの切込 初めて食べるけど塩辛さが美味く米に合う
美味しいご飯と味噌汁
ご飯と味噌汁が美味いのは日本人の性
注がれたビール
そして、なんといってもビール!

美味しい料理を食べ、お酒を飲み、そして腹を割って語り合う。
これって人生の中ですごく貴重な宝物で、醍醐味なんだと思う。
と改めて実感した。

「女将さん、有難うございます!」

旅の2日目はそんな感じで幕を下ろした。

秋の青森~秋田旅行1日目② 弘前と大舘を満喫

空は雨模様

フェリーに寝泊まりして、朝8時ごろに起床。
空はまだ、晴れていない。

どうやらまだ雨模様
どうやらまだ雨模様
パスタと味噌汁
セイコーマートのパスタと味噌汁で朝食をとる

ひとまず青森に無事、到着、
最初の目的地である弘前へ向かった。

弘前食料品市場 (虹のマート)に圧巻

雨がやみ、天気も回復し始める。
弘前駅の近くにある弘前食料品市場、
「虹のマート」とも呼ばれていてとにかくすごかった。

弘前食料品市場の風景
店の中が、店員とお客様の活力で溢れている
ほっけ寿し
ホッケ寿し あのホッケを生で加工している?!
大きな紅鮭
でかい紅鮭に遭遇 これで鮭おにぎりを作ったら何個作れるんだろう

店員とお客様の熱気が店内に溢れている。
あと、魚介類をはじめ、品ぞろえが豊富で、おまけに安い。

沢山積み上げられたイカメンチ
お皿にたくさん積みあがった「イカメンチ」 美味しそう

あと、珍しいものもあった。
「イカメンチ」と呼ばれている、小麦粉とイカゲソをミンチにしたものを混ぜた、弘前にしかないお惣菜だ。
どんな味がするか気になったので買ってみることに。
見た感じ、お酒のつまみに最適かもしれないです。

天気も回復し始め、昼ご飯の時間まで弘前公園を散策することに。
弘前城の本丸はまだ工事中だったのが残念だったけど、
大きめの菊の花や建造物のミニチュア等、普段見ることができないもの楽しんだ。

大きめの菊の花
大きめの菊の花 緑の葉っぱに黄色が目立つ
弘前公園の門
弘前公園の門 門の先は紅葉までまだ早かった
レトロでおしゃれな赤い屋根の建物
いかにも昭和なレトロ系の建物を見る 赤い屋根がオシャレ
ミニチュアの人たちと建造物
ミニチュア達のストーリーが始まる 見てると何故か、朝ドラを思い出す。

お昼は三忠食堂で蕎麦をお食べる

昼ご飯は、気になっていた三忠食堂で蕎麦をたべることに。
津軽そばと中華そば、どちらにするか悩んだ末、中華そばに。
そして、お腹もすいていたので大盛りを頼む。

三忠食堂の中華そば大盛り
三忠食堂の中華そば大盛り

特別すごいというよりは、あっさりして、食べやすい大盛りで食べていくと食が進む、万人受けする味で、自分はとても大好きでした。

津軽そばのだしに使っている煮干し
店長から差し出された 津軽そばのだしに使っている煮干し
「美味しんぼ」に掲載されていた
なんとあのグルメ漫画「美味しんぼ」に掲載されていた
三忠食堂の外観
三忠食堂の外観 次来たときは「津軽そば」を頼んでみよう

長い道のりを経て大舘に 大館・小坂鉄道レールバイク

弘前から国道7号線に沿って、大舘に到着。

朝は雨模様だった天気も、晴れてきていい感じに、
そこで、大館・小坂鉄道レールバイクを乗ることに。

受付が済み、30分くらい待つ。
気になっていただけに、待っている間も少し楽しい。

大館・小坂鉄道のレールバイク
これに載って鉄道を走る ハンドルの間にはバイクを製作した団体名が書かれている
錆びて塗装が剥がれたレールから1本だけ長く伸びた雑草が山の中の鉄道を感じさせる

そして30分が経った、
いよいよ乗れる。

係員の説明を聞き、ペダルをこいで出発。
思ったより、スピードが出て軽い。
レールの上をサイクリングしている感じで、周りの景色を楽しんだ。

前方にトロッコ
前方に家族用のトロッコが見える 運転しているのは係員?
畑と農作業機械
ペダルをこぎながら車道側を見ると畑が見えた

終点まで進み、レールについてあるターンテーブルでバイクの向きを反対方向にして、スタート地点へ戻る。

帰りは自転車のようにスピードを上げ、
風のように駆け抜ける。

車道の横を走る 果たして横の車に追いつけるか?
車道(?)の下をさらに加速して掻い潜る

自然の中で風を浴びるのは、やっぱり気持ちがいい。
ただ、ペダルをこぐのは10年位ぶりで、少し尻を痛める。
運動不足を実感した。

この日の宿泊と夕飯は向かいの温泉旅館「清風荘」に、旅の疲れを温泉でリラックスしました。

鮎の塩焼きとキリタンポといぶりがっこ
清風荘での夕食 キリタンポやイワナの塩焼き、そしていぶりがっこもある
久々のきりたんぽ鍋
きりたんぽ鍋も久しぶり スープが美味く比内鶏のだしが効いている

秋の青森~秋田旅行1日目① 雨の出発

雨の日の青函フェリー乗り場
台風が近づいているからか 雨が降っている

時計を見ると、もうすぐ午前4時。
これからフェリーに乗って函館から青森に向かう。

10/21~10/23の2日3泊の旅行。
けれど、心配なのは台風。
帰りの日、23日には鉢合わせになる確率が高く、かなり大きいらしい。

まずは安全第一で、
帰りにどうするか考えればいいと言い聞かせ、
今回、初めて乗る「はやぶさ」を見て回ることにした。

広告のパネルが並んだ廊下
広告のパネルが並んだ廊下 左端の「あきたびじん」を見つける
椅子が並んだ乗船室
乗船用の椅子が沢山並んでいる いままで乗っていたフェリーの中で一番豪華
同じ部屋にあった、宇宙人の顔に似ている椅子
同じ部屋にあった、宇宙人の顔に似ている椅子
海を見ることができる、青・白・赤のカラフルな椅子
まだ夜は遅いけど 青・白・赤のカラフルな椅子からは海が見える

ただひたすらに

見晴公園付近のバス停にあるトトロの看板
見晴公園付近のバス停にあるトトロ 猫バスが来るのを待ち続けているかのよう

ごくごく平凡な平日の早朝、
秋空で寒くなってきたけど、
朝日の明かるさが暖かい。

あと何時間か経てば平凡な早朝は、
いつもどおりの日常へ変わる。

ただひたすらに。

デンマークからの贈り物

今年の1月からデンマークに留学をしている友達からお土産が届いた。

英語でデザインされた、薄く小さな紙袋に包まれていた海を越えた国からの贈り物を思わせるお土産。
ありがとう!と心の中で叫び、中に入っている物を早速取り出してみる。

出てきたものは―

友達から受け取ったシーソルトウィズチリペッパーズ
ビンに入っている赤みがかかった薄オレンジの岩塩が辛さをアピールしている

小さなビンに入った岩塩らしきものだった。
ラベルを読んでみると、シーソルト ウィズ チリペッパーズ。
やっぱり岩塩だ、間違いない。
しかも、唐辛子入りの岩塩だ。

もう一度言う、唐辛子入りだ!

ラベルの青と、一緒に載っている岩塩の写真が爽やかさを連想させる海外の塩だということを強調していても、ビンの中に入っている赤みがかかった薄オレンジの岩塩は「こう見えても、俺は辛いんだぜ」とその身に辛さを宿していることをアピールしていた。

辛い物好きにとって大変ありがたい!!

思えば、彼と一緒に飯を食べに行くときカレー、ラーメン等々、辛そうなメニューがあればいつも頼んで食べていたことを思い出す。
誕生日には辛いビーフジャーキーやレトルトカレーをプレゼントで貰ったことも思い出した。

自分が辛い物が好きなことを知って、お土産をチョイスしてくれたことを改めて、感謝します!

そうなると気になることは唯一つ、
「どれくらいの辛さなんだろうか?」
一昨年の誕生日プレゼントに貰った、18禁カレーを超える程の辛さなんだろうか、、、だとしたら・・・。

しかも、海外の辛い物の基準は日本に比べるとレベルが高いはず、例えば、デスソースとかデスソースとか、、、

気になるあまり、居ても立ってもいられなくなった私は近所のスーパーで買ってきた夕飯用のトマトに使って食べてみた。

実際にどのくらい辛いのかラベルの説明書きを読まず、ネットで調べもせず。
けど大丈夫、食用として売られているものだということは分かっている。それに―

使わないという選択肢は持っていない。

そして、トマトに使って丸かじりで食べてみると、、、

そこまで大げさに辛くはなく、少しだけピリッとする塩をトマトにかけている感じで普通に美味かった。
他には輸入品の木製雑貨のような海外っぽいにおいを口の中で感じた。
とても良いお土産を頂いた。

そんな友達が今年の12月28日に函館に帰ってくる。
夜の便で空港着と聞いたから帰りを迎えに行こうと思う。