そのカーブは重力に抗う

ゆるいカーブを描き、重力に抗う雪
ゆるく描いた白いカーブは、微動だにしない

早朝の公園で見かけた、ごくありふれた風景・・・ではない。
木の枝に雪がぶらさがっている。普通だったら崩れ落ちている筈。
だが、白くゆるいカーブは「そんなの知るか」と言わんばかりに重力に抗う。
昨日は大雪で相当寒かった訳だが、おそらく積もりながら固まっていたんだろう。

久々にラッキーピエロで食事

ラッキーピエロのチャイニーズチキンロコモコ
卵2個分の存在感はチャイチキが陰に隠れてしまう程

ボリュームがあるものを食べたくなったので、ラッキーピエロで食事。
前に行ったのは2か月くらい前。

チャイニーズチキンロコモコをオーダー。
さすがラッキーピエロ、ボリュームが半端ない。

それは、ロコモコのトレードマークである目玉焼きと、おそらくオリジナルの玉子焼きの計2個からなる卵の存在案は、「ラッキーピエロといったらコレ!」と言われる位の代名詞的存在チャイニーズチキン4個分を覆いつくす程。
そして何より、美味いの一言に尽きる。

函館に住んで良かったと思うことの1つだったりします。

トラピスト修道院への道のりは真っ白

雪にかすむトラピスト修道院
真っすぐ伸びた先にはトラピスト修道院が、雪にかすむ姿は蜃気楼にも見える

トラピスト修道院を見に行こう!と意気込んだはいいけど・・・今日も雪だ。

真っすぐ伸びた道の先は、ホワイトアウトに近く、
修道院の目の前は、急な坂だ。

けれど、せっかく来たからには引き返すわけにはいかない。
むしろ、このホワイトアウトとやらを楽しもうじゃないか。

これ、から元気以外のなにものでもないと自分でつくづく思う。

雪の中、トラピスト修道院へ進む
修道院を目指し進む、しかし良い運動になる

ホワイトアウトの中、急な坂道ではなく実際には階段をひたすら歩く。
視界は雪で覆われ、そして寒い。

行けども行けども、修道院は雪にかすんだまま。
世にも奇妙な物語だったら、実は幻覚だったというオチになってもおかしくない。

手すりを覆いつくしている雪
幻覚ではないと唯一言える事、手すりは冷たい先客に占領されている

そうしているうちに、やっと辿り着いた。

やった、当たり前だけどトラピスト修道院だ!幻覚なんかじゃない!
先ずは、入り口で雨宿りならぬ雪宿りをしよう。

入り口の門から見えるトラピスト修道院
雪宿り中 門の先に見える、赤と白が厳かだ

入り口から先は、修道院が見えるけれど門が閉められていて進めないようだ。
でも、その先に見えるレンガの赤を基調にした厳かな雰囲気が、白く冷たい雪にマッチしていた。「威風堂々」とした神々しくも堂々とした佇まい。

そんな景色を拝めるなんて、頑張ったご褒美を貰った気分。
そして、雪宿りすること10分、さっきまでの雪が嘘のように晴れた。

雪が積もる中、落ち着いた姿を見せるトラピスト修道院
天気が変わるだけで優雅で落着きのある姿に
トラピスト修道院入り口のベネディク像
ベネディクト像の下に「ST.BERNARDUS」の文字が

入り口のベネディクト像の下に刻まれている「ST.BERNARDUS」、セント・ベルナルデュスと読み、最初は僧の名前かと思っていたけれどビールのブランド名らしい。

なぜビールなのか?気になって調べてみると、第二次世界大戦の直後、トラピストの僧侶「セント・シクストゥス」がトラピスト修道院で消費する分だけビールを作り、修道院の入り口と修道院に関係している宿泊施設で一般の人々に売るようになったという話からきていることが分かった。

つまり、今自分がいる場所は修道院であると同時に、ビール売り場でもあった。
なるほど、勉強になる。

そして、帰る頃には青空に。
修道院の像が、階段を下りる自分を見送っているような感じがした。

青空に映えるトラピスト修道院
青空の下、修道院の像が見送っているように見えた

今週の日曜も暖かい

雪解けの丘
雪解けの丘 光が眩しくも暖かい

昨日は真冬のような寒さだったのに、今日はとても暖かい。
デジャヴュを感じるけれど、暖かいことは良いこと。

よく散歩に訪れる公園は、雪解けに。
丘を照らす光が眩しく、そして暖かい。
そう感じるのは、昨日がとてつもなく寒い雪景色だからだと思う。

そういえば、あのドヤ顔のカボチャは今頃どうなっているんだろうか。
表情は変わらないのは確かだが、帽子の様に被っていた雪は溶けてツルツル頭になっているかもしれない。