館内は撮影禁止
というわけで、階段の踊り場から看板だけ撮影。
館内での撮影禁止はヨーロッパでは珍しいケースらしい。
看板に書かれているのは「Nederlanders in Parijs 1789-1914」。
オランダ人の芸術家が見たパリがテーマなんだろうか?
ゴッホがパリで創作活動をしていたのは確か1886~1888年だったはず。
ゴッホ美術館の素晴らしさは、100種以上の彼の作品を一堂に鑑賞できるところ。
生涯にわたって目まぐるしく変わっていった彼の作風を、この目で見られるのだ。
(私は農民の働く姿を描いた色味は暗い素朴な初期の作風が好き)
入場の際に受付から渡されるヘッドセットで詳しい説明を知ることが出来る。
ゴッホをあまり知らない人でも、楽しめるように工夫されているのが嬉しい。
ゴッホの代表作と言えば「ひまわり」。
そう答える人も多いだろう。
花瓶に供えられた数本のひまわりだが、
よく見ると、真ん中だけが元気よく凛といている。
両端は床に近づくにつれしおれていく。
生と死、光と影が見事に表現されている。
この絵を見ると、太陽のような生命と一緒に切なさを感じる。